2023年度｜宮城県七ヶ浜町｜設計提案
東日本大震災から10年以上の時が過ぎた。復興はあらかた終了したとされている今こそ被災地と復興について振り返る時なのではないか。そんな気持ちを胸に、宮城県七ヶ浜町でフィールドワークを行った。
私たちはまず、七ヶ浜町でカフェを営むオーナーにインタビューを行い、それを手掛かりにに調査を進めた。町を歩き回るなかで発見された魅力的な日常の場の数々。私たちはこれらを記録し、いくつか場を新たに設計することでその魅力を表現しようと試みた。
記録に際しては、レーザースキャナーを用い、点群データの作成を行なった。
設計に関しては、七ヶ浜の中の10の敷地を想定して行い、「重層する日常景」と題してまとめた。11月にはせんだいメディアテークにて、IUWの活動として展示・プレゼンテーションを行った。
また、これらの活動は10大学がそれぞれリサーチとプレゼンテーションを行うワークショップ「IUW 2023」と、東京藝術大学内の「I love you プロジェクト」の一環として行なったものである。
