2024年度|学内|展示
東京芸術大学美術館にて開催された『芸術未来研究場展』に、研究室として出展した。
本展示では、和歌山県・雑賀崎におけるフィールドワークの成果を紹介した。現地調査では、ドローンおよびレーザースキャナを用いて、狭隘な路地や起伏に富んだ地形を高密度にスキャンし、点群データの取得を行った。これにより、従来の図面や写真では捉えにくい空間の構成を可視化することが可能となった。
取得したデータをもとに、3Dモデリングによる設計検討を実施し、レンダリングソフトウェアを用いてVR形式へと変換。展示では、VRヘッドセットを用いた没入型の鑑賞体験を提供することで、来場者が現地の空間構造やスケール感を仮想的に体感できる構成とした。資材搬入経路の検討を目的とした運搬シミュレーション動画もあわせて公開した。
また、会期中に雑賀崎から池田佳祐氏を招待し、「まちづくりとデジタルコミュニケーションツール」と題してトークイベントを開催した。
期間は2024年11月27日~12月3日