藤里町ゲート計画

2019年度｜秋田県藤里町｜ゲート提案

白神山地を抱える秋田県藤里町に、町の入り口を示すゲートを提案した。
はじめに参考事例を調査し、同時に３案を検討しながら、”人々を迎える町の玄関口”の在り方を考えた。特にドライバー目線からの視認性や、通り過ぎる前後の時間軸を考慮して模型・動画・パースなどを使ってスタディを行なった。
その後、藤里町から「シンボルサイン」として正式に設計依頼を受け、検討していた中から薪を使った案をもとに、大きさなどの条件を考慮して設計を進めた。

＊シンボルサイン設計
冬場の薪ストーブ利用にあたり、町の至るところで見られる薪積みの風景や表情に注目し、設計に取り入れた。薪とそれを覆う鉄フレームとフェンス、というシンプルな構成であるが、中の薪が交換できるように開閉式にするなど、メンテナンスにも配慮したディティールとなっている。
藤里町にとって日常的な風景である薪積みも、高く積み上がることで、新たな町のシンボルになると期待している。